『マネーの公理』(マックス・ギュンター)を読んだ感想5:感覚的な生き方をしている私が投資において直観をどう扱うか

前回の記事(感想4)はこちらです。

はい。

株取引をするうえでは感覚で判断せずに(感情を極力入れずに)決めたルールに従って取引すべきだとよく言われます。

ところで、私は人生において割と感覚的に心の声に従って生きることを良しとするような生き方をしています。

だからサラリーマンという道からも外れてしまい、無職(専業主夫)を経て個人事業主兼短時間バイト×2みたいないわゆる世間の常識の道から外れた生き方をしていますw

そんな感覚的な生き方をする人間が、感情を入れずに株取引をできるのか。

アイキャッチ

図で表すと上のようにピンク色で塗りつぶされた感覚的に生きることを良しとする人生価値観のなかで、その人生の一部の株の部分(水色部分)だけ感覚を排除するというのはなかなか無理があります。

だから、ある意味必然的に株においても割と感覚的に売買の判断をすることが多いです。

前日までどころか、1分前まで売買する気なんてさらさらなかったのに、値動きを見ていてとか、何気ないきっかけで突然「売ろう」と思ってそのまま売ってしまうみたいな。

いわゆる直観(直感)というやつですね。

この直観(直感)を基にした売買を割とやります。

ただ、直観(直感)だからと言って全くデタラメな売買なのかというとそんなこともないと思っています。

というのも、株をやるに当たって自分で最低限のルールを決めたり、日々保有株や各指標のデータをとって眺めたりしているという前提があるからです。

その軸・基準を土台とした上での直観(直感)による判断なのでOKと思っています。

考えてみれば、人生においても私が感覚的に生きているとはいえ、最低限のルールというか価値基準をもったうえで生きています。

草木の人生のルール:自己責任で自由意志を発揮して判断・決断して自分の人生の主人公として楽しく生きる。判断に迷ったら心に聴いて決断する。

この軸があっての感覚的な判断というわけです。

はい。

前置きが長くなりましたが、『マネーの公理』では投資における直観の扱いについても第7の公理で言及されています。

まぁこれを読んで直観で売買することの上のような解釈が導けたわけなのです。

さすが素晴らしい本です。

第7の公理:直観について

直観は説明できるのであれば信頼できる

直観は一瞬の感覚である。それは知識ではなく、神秘的な小さな塊で、知識のように何かを感じる心の出来事であるが、完璧に信頼できるとは思えないものである。

(中略)

できれば直観を利用することを学ぶべきだ。

このように書いたうえで、直観に対する異なる3種類のアプローチを書いています。

それは、

●軽視

●盲信

●識別

の3つです。

軽視は言葉通り、直観は完全無視。

盲信はその逆で、事実を無視してでも直観に走る。

『マネーの公理』=チューリッヒの公理では、上記2つでなく、識別のアプローチをとることを勧めています。

識別では「直観は役に立つ可能性がある」という考えかたをします。

一方で「ゴミ箱に捨てられるべき直観もある」という考え方もします。

つまりそれらを識別することこそが重要であると考えます。

ちなみに、なぜ直観が役に立つ可能性があると言えるかというと、過去の膨大なデータ・考え・分析という背景から生まれた直感である可能性があるからです。

なので、その直観の対象について過去に十分に調べつくしたかどうかを自分に問うことで、その直観に従うべきか否かを識別するようこの本では書いています。

ただ、それでもやはり直観とはどこまでいってもあいまいなものではあります。

直観は、有効な投機ツールになりえるが、100パーセント信用できる公式ではない。

このようにも書いています。

尚、直観については副公理もあり、

直観と希望を混同するな

とも書いています。

私の個人的なルールでは、自分が起こってほしいことが起こるという直観に対しては、常に懐疑的であれというものだ。

(中略)

反対に、私は、自分が望まない結果を示唆する直観は信頼する傾向が強い。

つまり、直観は100%信用できる公式ではないが故に、希望と直観を混同して都合よく解釈するのは慎重にと言ってくれているのですね。

ところで、私自身は上でも述べたとおり、直観を投資行動にとりいれています。

直観に対するアプローチは、上の3つで言うと、自分としては識別しているつもりだけど盲信に近いかもしれません。

そういう自分の癖を認識しつつ、しかし日頃株の勉強を怠らないことでより確かな直観が舞い降りてくることを期待したいと思います。

つまり、今後も直観を売買等の投資行動の判断材料の1つとして考えていきたいと思います。

以上!

感想6につづく

マネーの公理 スイスの銀行家に学ぶ儲けのルール

posted with カエレバ

マックス・ギュンター 日経BP社 2005-12-22

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株の勉強をやめたらしょぼい直観しか降りてこなくなるのだろうな。怖っ!

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