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『マネーの公理』(マックス・ギュンター)を読んだ感想3:デカルトに学ぶ投資姿勢「cogito ergo sum」

前回の記事(感想2)はこちらです。

はい。

初回の感想記事で『マネーの公理』には、賭けて勝つための投機哲学(リスク管理の考えかた)が書かれているということを書きました。

それは「チューリッヒの公理」と言われるものです。

「チューリッヒの公理」は12の公理と16の副公理からなります。

それをエクセルにまとめたのが以下の表です。

先人のプロが残した知恵ですので、全てとても勉強になります。

が、あえて自分にとって(一般論ではない)特にどれが重要か、意識しなければならないかという観点で、◎〇をつけました。

前回の記事では、◎をつけた公理2、副公理3について書きました。

今回の記事では、同じく◎をつけた公理10コンセンサスについて、副公理14について書きたいと思います。

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デカルトに学ぶ投資姿勢とは

公理10ではコンセンサスについて、ということで次のような考え方が書かれています。

大多数の意見は無視しろ。それはおそらく間違っている。

これを実践するうえでは、近代哲学の父と言われているデカルトの考え方が役立つと書かれています。

デカルトと言えば「我思う、故に我あり」という言葉で有名です。

ラテン語で「cogito ergo sum(コギト エルゴ スム)」です。

何を隠そう私、このcogito ergo sumを昔携帯のメルアドの一部に使っていましたw(変な奴w)

だから、この本でデカルトが出てきた時に「おっ!」と思いましたよ。

「我思う、故に我あり」という言葉は、デカルトがあらゆる世の中のこと全てを疑ったけどその疑っている自分の存在だけは疑い得ないというところから出てきています。

そういう徹底的に物事を疑ってかかる姿勢。

自分自身で検証するまでは何事も信じない。

これが、投資において必要な姿勢であることをこの公理10では書いています。

ちなみに、デカルト自身ギャンブルについて科学的に研究し、実際にパリに旅行してギャンブルをしていたそうです。

なんとパリから家に戻るときはいつも、パリに到着した時よりも金持ちになっていたそうです。

 さまざまな状況なかでデカルトが繰り返し言ったのは、ギャンブルに勝つ秘訣は、自分自身で納得するまで他人の意見を無視する、ということだ。自称専門家が主張する真実を疑い、大多数の意見を退けること。「たとえ識者と呼ばれるような人物が主張した真実であっても、別の誰かが反対のことを主張しなかったものはほとんどない」と彼は書いた。「難しい問題に関しては、票を数えることは有効ではない。真実は、多くの人によってよりも、数少ない人によって発見されてきた」

 「高い財政赤字はアメリカを破滅させる」と、ほとんど誰もが言う。そうだろうか。そうかもしれないし、そうでないかもしれない。答えは自分で導くのだ。自分の結論を出すのだ。

要は「一度自分の頭できちんと考えろ」ということだと思います。

「自分で考えて、自分で決めろ」と言うことだと思います。

何となくの雰囲気とか、影響力のある人が言っているからとか、そんな理由で無思考・盲目的にその方向に走っていくなということだと思います。

副公理14はこのことをわかりやすく書いています。

副公理14

投機の流行を追うな。往々にして、何かを買う最高のときは、誰もそれを望まないときである

シンプルに言えば、株でも暗号通貨でも安く買って高く売るから儲かるわけです。

既に流行になっているということは、たくさん買う人がいるわけです。

買う人がたくさんいれば、短期的に価格は上がります。

そのタイミングで買えば、高く買うことになります。

安く買うよりも高く買う方が儲けるための難易度は上がり、儲けの幅は下がります。

逆に誰も望まない時は買う人が少なく、売る人の方が多いので短期的に価格は下がります。

そのタイミングで買えば安く買えます。

そういうことなんだと思います。

私は昨日暗号通貨NEMを早々と半分以上売ってしまいましたが、強欲のコントロールとともに、この公理、副公理のことも思い出しながら売却の判断をしました。

流行になったら買うのではなく、流行になったら売る。

結果、早すぎる利食いになるかもしれませんが、そうやってこの本の教え、先人の知恵を実践して経験を積み重ねることで学ぶ方が短期的な金銭的利益よりも後々生きてくると考えています。

ただし、単純に皆と逆の行動をとればよい、と書いているわけではないということには注意しなければなりません。

条件反射的に皆と逆の行動をとることは、結局自分の頭で考えていないことになるからです。

結果的に大多数の意見と合致するにせよ、逆になるにせよ、デカルトの「cogito ergo sum」を導き出した世の中を見る姿勢・精神でよく考えなければなりません。

私はこの辺の考える力がどうも弱く、感情的直感的に判断してしまうことが割と多いので、何を根拠に買い、売るのかということを明確にして日々の投資を実践していきたいと思います。

以上!

感想4につづく

マネーの公理 スイスの銀行家に学ぶ儲けのルール

posted with カエレバ

マックス・ギュンター 日経BP社 2005-12-22

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投資の本でデカルトに出会うとは思いませんでした。

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