『幸福の哲学』(岸見一郎)を読んだ感想③:課題の分離をして自立しよう!

 この記事は前回のこの記事のつづきです。

 さて、最初の記事でこの本で引用したい箇所を以下の4つに分類しました。

 ①人生の意味、生き方について(P22,23,26)

 ②自由意志と責任について(P96,101,112,113,193,194)

 ③課題の分離と自立について(P142,143)

 ④幸福について(P7,53,56,64,65,192)

 前回までに②までの感想を書きました。

 ここまで書いてふと思ったのですが、書籍『「原因」と「結果」の法則』は自由意志のことを言っていたのだなと思い至りました。

 『「原因」と「結果」の法則』には、次のような言葉があります。

私たちは心の中で考えたとおりの人間になります。

『「原因」と「結果」の法則』P1より引用

 これは、まさに人間の自由意志のことを言っているんだと気づきました。

 さて、今回はこの自由意志をいかんなく発揮していくのに有用な③の課題の分離について感想を書いていきます。

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感想

 ③課題の分離について(P142,143)

 自分で決めることを自分で決める

(中略)

 自分で決めること、自分しか決められないことを自分で決めることが自立するということである。

(中略)

 人からどう思われるか、人からどう評価されるかが気にならない人はいないといってもいいだろう。しかし、他者が自分をどう思うかは他者の課題であって自分の課題ではない。他者の課題なのだから、原則的に、自分にはどうすることもできないのだ。

 人からよく思われなくても、また、低い評価しかされなくても、そのことは自分の本質には関係がない。自分の課題は価値ある自分になるように努めることだけである。他者の評価を気にしたり、他者の期待に添おうとすることでは、ない。

 他者からどう思われるかを気にしている限り、自分を評価する他者に依存することをやめられない。他者からの評価を待たず、自分で自分の価値を認められること、決められることこそ自立である。

(『幸福の哲学』P142,143より引用。太字下線による強調は引用者による)

 課題の分離とは、自分の課題と他者の課題を明確に分けることです。

 そして、自分にコントロールできない他者の課題については、自分の心と時間を費やさない、と私は解釈しています。

 なぜなら、他者の課題は自分の自由意志でコントロールできる課題ではないからです。

 自分の自由意志でコントロールできない課題に血道をあげて疲弊するのは時間と労力の無駄です。

 この課題の分離という考え方を知ったとき、私はとても心がすっきりしました。

 だから、自分の生き方にこの考え方を取り入れています。

 そして、ここでは課題の分離をして、自分の自由意志でもって決断することが自立であると述べています。

 課題の分離ができず、他者の評価(他者の課題)に時間と気持ちを奪われてしまうことは、自分で決めるべきことを他者に依存することにつながります。

 つまり、明確に課題の分離ができないことは、自立とは逆の依存状態につながります。

 自分で決めるべきことを他者に依存することは、一見楽なようですが、①で出てきた「ただ生きる」状態につながるものと思います。

 そして、そういう生き方もありだということを①でも書きました。

 しかし、「ただ生きる」状態に疑問を感じ、苦しみを感じるのであれば、課題の分離をして自分の責任において自由意志を発揮し、自立した人生を生きる方が楽しいと思います。

 ③については以上です。

 ④は別記事にします。

 つづく

↓この本の感想を書きました。

幸福の哲学 アドラー×古代ギリシアの智恵 (講談社現代新書)

posted with カエレバ

岸見 一郎 講談社 2017-01-18

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