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『幸福の哲学』(岸見一郎)を読んだ感想①:人生の意味は自分で決める

 著者はベストセラー『嫌われる勇気』を書いた岸見一郎さんです。

 

 私は『嫌われる勇気』を読んでアドラーの「課題の分離」という考え方を知りました。

 「課題の分離」とは自分の課題と他者の課題を明確に分けることです。

 そして自分は自分の課題に時間を使います。

 他者の課題には心も時間も使いません。

 例えば、他者が自分をどう評価するかは他者の課題と考えます。

 よって、他者が自分をどう評価するかについては心も時間も使いません。

 私はこの「課題の分離」という考え方が心にストンと落ちました。

 以来、自分の生き方に取り入れています。

 このように『嫌われる勇気』は自分の生き方に影響を与えた本です。

 なので著者の岸見さんのこの本を書店で見た時、読んでみたいと思い買いました。

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どんな本か

 2017年1月20日に第1刷が発行されています。

 

 新書で228ページです。

 著者の岸見一郎さんはギリシア哲学とアドラー心理学がご専門のようです。

 ご自身の人生での出来事、アドラー、プラトンなどの言葉を交えながら「幸福とは何か」について書いていらっしゃいます。

 岸見さんご自身は、父親との関係にある時期まで悩まれていたり、ご両親を看病していたり、ご自身が病気で倒れるご経験をされていたり、一見なかなか生きにくい人生を歩まれているように見えます。

 このような背景にあっても、岸見さんはアドラー心理学を自ら実践されていますので、そういった外的な要因が幸不幸を決めるのではないという考えを貫かれています。

 それだけに言葉に説得力があるように感じました。

感想

 引用したい箇所がたくさんあるので、以下のように大きく分類してみました。

 ①人生の意味、生き方について(P22,23,26)

 ②自由意志と責任について(P96,101,112,113,193,194)

   ③課題の分離と自立について(P142,143)

 ④幸福について(P7,53,56,64,65,192)

 以下、それぞれについて心に響いた箇所を引用するとともに感想を書いていきます。

①人生の意味、生き方について(P22,23,26)

ある時、「人生の意味は何か」とたずねられたアドラーは次のように答えた。

「人生の意味はない」(Adler Speaks)

(中略)

しかし、このアドラーの言葉には続きがある。

「人生の意味は、あなたが自分自身に与えるものだ」

(中略)

誰にでも当てはまるような、あるいは、世間でいわれているような常識的な、一般的な意味での人生の意味はない、そういっているのである。

(中略)

人生に意味があるのかというような問いは、現実の諸条件を抽象しないで、具体的に考えなければならない。

(『幸福の哲学』P22~23より引用。太字下線による強調は引用者による)

 これは激しく同意します。

 人生の一般的な意味を考えたところで、意味がないと思います。

 仮に一般的な意味(常識)があったとしても、個人にとっては意味がないと思います。

 これは、次回②で述べる自由意志の考え方にもつながりますが、自分にとっての人生の意味を自分で考え、自分で決めることに意味があるのだと思います。

 一般的な人生の意味を考えるのでなく、自分にとっての人生の意味を具体的に考えることに意味があるのだと思います。

そもそも、人生が生きるに値するものだと思えなければ、幸福であるとは思えない。

アドラーは、「ただ生きるために汲々とし、生きることが困難である人があまりに多い」といっている(『人間知の心理学』)。

このアドラーが使う「ただ生きる」という言葉は、プラトンも使っている。

「大切なことはただ生きることではなく、よく生きることだ」(『クリトン』)

(『幸福の哲学』P26より引用。太字下線による強調は引用者による)

 なぜ「ただ生きる」という状態になってしまうのか。

 それは、繰り返しになりますが、自分にとっての人生の意味を自分で決めていないからだと思います。

 もしからしたら、様々なしがらみがあって、自分の人生を自分で決めることなんてできないと思い込んでいるのかもしれません。

 または、そんなことを考えもしていないのか。

 考える余裕がないのか。

 考えてはいけないと思っているのか。

 考えたくないのか。

 考えているけど決められないのか。

 いずれにせよ、自分にとっての人生の意味を自分で決めないと、「ただ生きる」という状態になってしまうでしょう。

 別に「ただ生きる」でもいいのです。

 私の両親なんかを見ていると、あまり人生の意味など考えず、ある程度常識的に生きていて、あまり生きることが困難そうでもないし、それで十分幸せそうです。

 だから、「ただ生きる」でも苦しくないのであれば、それでいいと思います。

 ただ、「ただ生きる」のが苦しい、生きるのが困難だ、と感じているのであれば、自分で自分の人生の意味を決めて生きた方が生きやすいと思います。

 私は、自分の人生の意味を「楽しく生きること」に決め、今はその価値観を基に生きています。

 尚、引用したプラトンの言葉として「よく生きる」とありますが、この記事で「生きることはよいことか」について自分の考えを書きました。

 ①については以上です。

 ②以降は別記事にします。

 つづく

↓この本の感想を書きました。

読んでいただき、ありがとうございました。

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