スポンサーリンク
カスペルスキー セキュリティ

『お厚いのがお好き?』(小山薫堂)を読んだ感想:サルトルの人生に対する考え方が物凄くピタッときた!


 フジテレビの深夜にやっていた教養番組が元ネタみたいです。

 2003年4月~2004年3月の1年間やっていた番組みたいです。

 私はその番組自体は観たことがなかったのですが。

 その番組が本になって、さらに文庫化されたようです。

 それを買いました。 

 たぶん4,5年前に買った本だと思います。

 だから読むのは2回目のはずです。

 でも結構内容を忘れていました。

スポンサーリンク
レクタングル(大)広告

どんな本か

 お厚いのがお好き?の「お厚い」とは本の厚さを表しているようです。

 分厚く難しい本を、身近なモノや出来事に例えて易しく読み解こうというのがコンセプトのようです。

 哲学者の本が多めです。

 誰の本が取り上げられているか紹介順に書きます。

 ・マキャベリ

 ・ニーチェ

 ・孫子

 ・パスカル

 ・サルトル

 ・フロイト

 ・プラトン

 ・モンテスキュー

 ・ソシュール

 ・ドストエフスキー

 ・プルースト

 ・ヘーゲル

 ・アダム・スミス

 ・キルケゴール

 ・宮本武蔵

 ・ハイデガー

 ・ベンサム

 ・福沢諭吉

 ・カフカ

 ・羅貫中

 以上20名です。

 1人につき、14ページ程度です。

 名前を見ただけで読む気をなくしそうですが、これが実にわかりやすく身近な例で説明されています。

 例えば、最初のマキャベリについては、「ラーメンで読み解くマキャベリの「君主論」」です。

 君主論の言葉がラーメンに当てはまることを説明していきます。

 ただ、放送が2003年で今(執筆当時2017年)から14年前です。

 で、宣伝の目的もあるのか何なのか、当時の流行りの人や出来事が結構出てきます。

 そこに時代を感じますw

 例えば先ほどのラーメンであれば、君主論の実践例として支那そばやの故佐野実さんが出てきます。

 もう2014年に他界されている方です。

 また若い女子アナとして、中野美奈子さんや内田恭子さんが出てくるのも時代を感じます。

 まぁそういうことがありつつも、そこに目をつぶれば上記の方の書物に興味をもつ入口としてはなかなか良いのではないかと思います。

 巻末に、次のステップに進むためのおすすめの哲学書が14冊掲載されているのも親切だと思います。

感想

 読んでいて興味深かった人物は何人もいたのですが、あえて一人をあげるとサルトルです。

 というわけでサルトルのところを掘り下げて書いてみます。

 サルトルはボーヴォワールというこれまた歴史に名を残す女性と契約結婚(2年間の契約結婚)という変な形の付き合い方をしていました。

 そしてそれは互いに別の恋愛をしてもよいというますます変な付き合い方でした。

 そしてそれはお互いに納得していたらしいです。

 サルトル曰くボーヴォワールとの恋愛は必然だけど、その他に偶然の恋愛も知る必要がある、とこういうことらしいです。

 あ、これは『考えすぎた人』という別の本に書いてあったことなのですが。

 サルトルは低身長でイケメンでもなかったのにモテたそうです。

 ただ単に浮気したいがために契約結婚という都合のいい形をとっているようにしか思えないのですがw

 ともかく、サルトルはこのような変な人であります。

 

 でも、私はこの本に載っていたサルトルの言葉とその解説が実にいいなと思いました。

 以下引用します。

「実存は本質に先立つ」

これは簡単にいうと

「人間はまず実存し、それから自分自身を作る」

というもの。

(中略)

「人間は自由に何にでもなれる。だから今の自分がダメだからといって悩む必要はない」

ということになる。積極的にこれからの自分を作っていけばよいのである。そしてこれぞ究極の人生の悩み解決法なのだ。

(中略)

「実存は本質に先立つ」

ということ。人間は自分のあり方を自由に選択することができる。そしてこれは

「人間は自由な存在だ」

ということでもある。

 ただし、ここでひとつ、心にとめておかなければならないサルトルの言葉がある。

「人間は自由の刑に処せられている」

これは簡単にいうと、

「人間は自由に自分を作れるがゆえに、その行動に対して一切の責任を取らなければならない」

というもの。

(中略)

 人間はまず生まれ、それから自分の選択によって自分を作る。とても心に響く哲学です。人生、この先なんにもないと諦めきっているあなた。そんなあなたは”無”なのですから、この瞬間に生まれ変わっているのです。

 次の瞬間、あなたは自分をどのように改造しますか?

『お厚いのがお好き?』P69~73より引用(太字下線は引用者による)

 実は、このサルトルの項のタイトルは「女子アナで読み解くサルトルの「存在と無」」です。

 ですが、上記引用箇所で女子アナのところは全部カットしましたw

 私にとっては女子アナの例えははっきり言って必要なく、上記のマジメな部分の説明だけで大満足でした。

 ところで、私は最近Copy writingさんの以下ツイートを引用して次のようにつぶやきました。

 自分で決断して自分で自由に人生を切り開いていける。

 その代わり、その決断の責任を負うのは自分。

 何も難しいことはなく、書けば当たり前のことなんですよね。

 サルトルという偉大な哲学者もそのように考えていたのかと思い嬉しかったです。

 該当箇所は線を引っ張って赤で丸をつけて「これはブログに書きたい!」「これいいね!」「この考え方好き!」などと書き込んでしまいました。

 だから、サルトルも契約結婚だろうが、偶然の恋愛を楽しもうが、その責任を自分で取れるのであれば自由なのです。

 まさに身を持って自分の哲学を実践していたのでしょう。

 もっとサルトルの哲学が知りたくなりました。

 でも分厚いのを読むのはちょっと躊躇してしまいます・・・。

 巻末のおすすめ本からでも入ろうかな・・・。

 おわり

↓執筆時に見たら1円の中古品がありました。

 

読んでいただき、ありがとうございました。

これ↓をクリックしていただけると更新の励みになります。

ブログランキング・にほんブログ村へ

にほんブログ村

スポンサーリンク
レクタングル(大)広告
レクタングル(大)広告

シェアする

フォローする

グーグル提供の関連コンテンツ
関連記事