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今回の記事はこの記事のつづきです。
前回の記事で、離婚の事実をお伝えしました。
今回はごく簡単にですが、離婚の背景を書きたいと思います。
離婚の背景
①価値観・考え方の違い
一言で言うと「熟年離婚の早いやつ」みたいなものだと思っています。
熟年離婚は「夫が定年退職して夫婦で過ごす時間が長くなって嫌になるやつ」と理解しています。
うちの場合は、私が会社を辞めて家にいる時間が長くなりました。
一方、妻も会社に所属せず自分で仕事をしています。
会社を辞めた後、私はその仕事(主に事務処理)を手伝っていました。
必然、夫婦で過ごす時間が長くなります。
ともに過ごす時間が長くなると、考え方や価値観の違いがよりはっきり意識されます。
特に一緒に仕事をしていると、それは顕著になります。
元妻はどちらかというと、ばりばり仕事してどんどんスケジュールを埋めていくタイプです。
予定が入っていることに喜びを感じるタイプです。
いつ休んでいるんだという位働いています。
まぁ仕事が楽しいからそうなっているんですけどね。
一方私はスケジュールが真っ白であればあるほどうれしい性質です。
朝起きてその日の気分で、したいことをする方が好きです。
妻の仕事の事務処理については、嫌いではなくむしろ得意分野でしたが、やらされ感が全くなかったとは言えませんでした。
事務処理だけでなく、妻の事業について良いアドバイスができればよかったのですが、正直に言うと、素晴らしい仕事であるとは思いつつも、私の興味のある分野とは違っていたので、仕事への温度差がはっきり出ていました。
つまり一言で言うと、互いにともに過ごす時間が長くなったことで価値観の違い、それによる意識・姿勢の違いが明確になったのが離婚の背景にあります。
②私自身に負い目があった
また、これは私個人の問題ですが、元妻に対して稼いでもらっているという負い目もうっすら感じていました。
自分は主夫として家事をこなしていましたし、元妻の仕事も手伝っていたのでそんな負い目は感じる必要はないし、また妻もそこを責めることは一度もありませんでした。
また、私が会社に所属して働いていないことを余計なお世話的に元妻に「大丈夫?」などと言う人も少なからずおり、そんなことも多少は気になりました。
彼女はさほど気にしていない様子でしたが、まぁそれでも全く気にしないことはなかったと思います。
私が普通に今まで通り会社で働いていれば、彼女にそんな肩身の狭い思いをさせずにすむわけですから、そこは申し訳ないと思う自分がいました。
一方で、だからと言って、彼女が肩身の狭い思いをしないようにと、元の通り会社で1日8時間以上働くという選択肢は全くなかったのですが。
なぜなら、それが私の生き方であり、人生の主人公は私だからです。
そういう意味で、彼女が肩身の狭い思いをするのは彼女が解決すべき課題だとも考えていました。
いずれにせよ、ぼんやりと彼女に対して負い目を感じていたことも背景にあります。
話し合って円満離婚
まぁ上記のような背景があり、お互いに話し合って夫婦という形でい続けるのはやめようということになりました。
約10年間連れ添いましたが、その間ともに過ごす中で人として成長できたと思います。
そういう意味でとても感謝しています。
私にとって意味のある10年間だったと思います。
上記の通り、別にどちらかが浮気したとか、金にだらしなかったとか、酒とか博打とか、そのような理由ではありませんでした。
なので、お互いに罵り合うようなこともなく、離婚するのに円満というのも変ですが、まぁ円満離婚だと思っています。
その証拠に、彼女の仕事の事務面は今後も私がサポートしていくことになりました。
ただし、これまでとは違って仕事の対価をお金で払ってもらうことにしました。
新たな関係で仕事を進めて数日が経っていますが、お金を払ってもらえるとなるとやる気が違いますw
そして、事務仕事に割く時間は午前中の2,3時間のみと決めたので、気持ち的にもだいぶ楽です。
また彼女経由で新たな事務案件が発生する可能性が出てきました。
こういうことが起こるのは面白いと思いました。
金をもらって自分の得意な仕事(好きとは限らないが少なくとも嫌いではない)だけやるのも案外悪くないと思いました。
ただし、事務仕事は1日の内ごく短い時間だけにコントロールしようとは思っています。
いずれにせよ、彼女と一定の距離ができることで、よりよい関係になった気がします。
ただ、将来彼女に新たな彼氏ができた時には、仕事とはいえこのような関係をつづけるべきかは別途考えなければとは思っています。
もっとも、それはその彼氏が考える課題であって、私の課題ではないかもしれませんが。
ともかく、今彼女とは良い関係です。
次回は、離婚することになった後の心境の変化を書いてみたいと思います。
つづく↓
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合掌