『日本人失格』(田村淳)を読んだ感想:行動の人。現実主義だけど楽しんで生きている

 ロンドンブーツ1号2号の田村淳さんが書いた本です。

 私が彼を初めてテレビで見たのは「ロンドンハーツ」という番組だったと思います。

 そこでの彼の司会進行振りを見てこの人上手いなぁと思ったものです。

 何せ私にはそういったうまく場を取り仕切る的な能力が皆無なので、すごいなぁと思います。

 とは言え、田村淳さんがそもそもどんな方なのかはこれまでよく存じ上げませんでした。

 そんな中、先日書店に行ったところ、たまたまこの『日本人失格』が目に入りました。

 ぱらぱらとめくったところ、面白そうだったし、淳さんがどんなことを考えているのかわかりそうだったので買うことにしました。

 尚、私がこの本を読んで田村淳さん像は次の通りです。

 ・行動の人

 ・現実主義だけど楽しんで生きている

 以下、この二点に絞って感じたことを書いていきます。

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小学生の頃から「行動の人」

 田村淳さんは「行動の人」だと思いました。

 しかも何も考えずに行動するのではなく、考えたうえで行動する人です。

 例をあげます。

 彼が小学5年生の頃のことです。

 児童会長に立候補したそうです。

 その理由。

 休み時間終了のチャイムが鳴ると先生は「急いで教室に戻りなさい」と言います。

 しかし、そこで廊下を走ると「廊下は走るな」と注意されます。

 この矛盾が許せなかったそうです。

 そこで「廊下は時と場合によっては走ってよい」という一点の公約を掲げ立候補し見事当選したそうです。

 これまでは成績も素行も良い、いわゆる先生が好みそうな人が先生から推薦されて立候補・当選というのがお決まりのパターンだったそうです。

 それを打ち破り、いわゆる優等生タイプでない田村さんが選挙で支持を得て当選してしまいました。

 「先生は言っていることが矛盾している」と愚痴る人はいくらでもいると思います。

 また、それが矛盾していると思っても、「まぁどうでもいいや」「仕方ないわ」で終わる人が実際は多いのではないでしょうか。

 しかし、田村さんはその矛盾をいい加減にせず、それを公約にして児童会長に立候補するという行動を起こしたわけです。

 そしてたぶん、この公約なら勝てるという公算・感触もあったのだと思います。

 しかしながら、こんな行動を起こしたら学校や先生を敵に回すことはまず間違いないと思います。

 そんな中でも自分の主張の方が筋が通っているから先生に対しても筋道立てて主張できると判断しての行動だったのでしょう。

 この物事の筋的なことをしっかり押さえる考え方・姿勢は現在の司会進行振りのうまさにも表れていると感じます。

 このエピソードは、自分の中で一本筋が通っていることの強さを私は感じました。

 ちなみに本を読むと、田村さんの現在の仕事ぶりがたくさん書かれていますが、そこからも筋を通す働きぶりが伺えました。

現実主義だけど楽しんで生きている

 上記の行動からは、田村さんの行動力や安易に妥協しない姿勢、筋を通す強さを読み取れます。

 これは一見突飛な行動に見えます。

 しかし、本を読むとわかるのですが、淳さんは結構現実主義です。

 考えてみれば、上記の公約も、荒唐無稽な夢想的なものではなく、現実に勝てそうな公約です。

 そう、田村さんの行動は、考えられたうえでのものなので、突飛なものに見えて、意外に実現できるものなのです。

 この辺のうまさを彼からは感じます。

 ちょっとその辺がわかる箇所を引用します。

(引用開始) 

 そう言えば、僕もそれなりに稼いでいる所属タレントだというのに、会社から怒られてばっかりだ。何せ誰もやったことのないことをやりたがる性分だから、それが会社の方向性とズレていた時には叱られてしまう。

(中略)

 ただ、こちらの戦略として、怒られている内容をまんま受け入れることはしない。9割は「わかりました、気をつけます」と言うけども、残り1割は譲らないようにしている。

 そのやり方は、怒られている最中に、自分がどうしても譲れない部分に話が及んだ際に、すかさず「でもですね」と相手の説教の腰を折る。そこで、

「僕はこう思っているんです。会社の言うことはごもっともですが、僕自身がさらに飛躍していくために、そこだけは認めていただけませんか」

 と語りかけると(中略)その1割の部分を認めてくれるのだ。

 それで1割認めてもらえれば、次は2割、3割と増やしていく。ただし、割合を増やすのはそこまで。

(中略)

 というか、3割でも十分に好きなことをやれるし、そうすると仕事において、つまらないストレスを抱え込まずに済むんだよね。

(引用終了)

(タイトルの本のP66~67より引用)

 この1割の部分に自分なりの筋論というか、ここは負けずに主張を通せるという自信・見通しがあるのだと思います。

 ただでは引き下がらないけど、我ばかりを通そうとするわけでもありません。

 この辺、とても現実的な戦略・考え方だと思いませんか?

 私はとても彼の交渉のうまさを感じます。

 で、このような現実的なところで線を引く(ある意味妥協する)というやり方は、ともすると楽しくないイメージがあります。

 しかし、彼の場合、人生を楽しむことが大前提の土台なのが本を読むとわかります。

 ちょっと文字数が増えてきたので、それがわかる部分についてはこれ以上引用はしませんが、そんなわけで、彼の場合、現実主義と楽しさは矛盾しないのですね。

 この辺が田村さんの面白さな気がします。

最後に一言

 他にも田村さんの面白い考え方・エピソードがあります。

 判断に迷った時は、一人ディベートをするとか、学生時代にヤンキーと一般生徒の間を行き来できる特殊な立ち位置で絶妙な調整の結果、一般生徒へのいじめを防いだこととか、ここで紹介できなかったことが他にも書かれています。

 この本を読めば田村淳さんがどんな人間なのかわかると思います。

 おわり。

読んでいただきありがとうございました。

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合掌

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