小室直樹先生(1):在野の天才。もっと評価されていい。ぜひたくさんの方に知ってほしい。

 皆さんは小室直樹先生をご存知でしょうか?

 おそらくほとんどの方が知らないのではないかと推察します。

 少なくとも私と同世代以下の方(2017年現在アラフォー以下の方)はほとんど知らないのではないかと思います。

 私は、小室直樹先生という日本に存在した天才のことをたくさんの方に知っていただき、一人でも多くの方に先生の著作に触れてほしいという思いで何回かに分けて記事を書きます。

 本当はもっと早く記事にしたかったのです。

 しかし、今日までできませんでした。

 できなかった理由↓

(引用開始)

何から伝えればいいのか 分からないまま時は流れて

(引用終了)

(作詞作曲歌手:小田和正 1991年のドラマ「東京ラブストーリー」の主題歌にもなった「ラブ・ストーリーは突然に」より引用)

 

 まさにこの心境でした。

 伝えたいことはたくさんあるのだけれど、私ごときが書いても全然伝えきれないだろうことへのはがゆさ。

 思い入れがあるほど「書きたい。でも書けない」と葛藤するものだと思います。

 そうこうしているうちにどんどん時が流れてしまいました。

 ちなみにこの歌詞はラブストーリーが前提ですが、私は小室先生LOVEというよりはRESPECT(尊敬)です。

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初めて小室先生の著作を読んだ時の衝撃

 私が初めて読んだ小室先生の本はたしか『日本人のための憲法原論』(旧書名:痛快!憲法学)だったと思います。

 この本と出会ったきっかけは正直きちんと思い出せないのですが、初めてこの本を読んだ時は物凄い衝撃を受けました。

 一見とっつきにくいタイトルですが、とにかく書いてあることがわかりやすい。

 ただわかりやすいだけの本なら、その辺にいくらでもあります。

 しかしこの本に限らず、小室直樹先生の本は、難しいことが、わかりやすく、しかも本質を捉えて書いてあるのです。

 小室先生の本は、読んだ後に「なんか俺賢くなったかも」と思えるような本なのです。

 例えば上記の本から一部引用してみます。

(引用開始)

 憲法とは国民に向けて書かれたものではない。誰のために書かれたものかと言えば、国家権力すべてを縛るために書かれたものです。司法、行政、立法……これらの権力に対する命令が、憲法に書かれている。

(引用終了)

 ここだけ読んだだけでも賢くなった気がします。

 だって世の中の人は「誰それが私の言論の自由を侵した!憲法違反だ!」みたいなことを当たり前のように言うじゃないですか。

 でもこの本ではそれは間違いだと断言します。

 なぜなら憲法は国を縛るものであって国民を縛るものではないからです。

 で、その辺の背景が、多分野に渡る圧倒的な知識量を基にした超絶わかりやすい説明で書かれていて目から鱗がぼろぼろ状態になります。

 何というか今風に言えば、その知識の広さと量は超高性能な人工知能かよ!ってくらいです。

 つまり人間一人の知識量をはるかに超えているだろこれって感じです。

 天才です。

 でも・・・天才なのに、日本での評価は・・・微妙。

 学者としての活動期間は短く、在野の天才でした。

 知る人が少ないのは評価されていない証拠ですよね。

 その辺の私が考える評価されていない理由は次回以降の記事で触れようと思います。

 ともかく、憲法について基本から知りたければこの本はぜひ一度読んでみてください。

 いや、憲法に興味なくても楽しんで読めると思います。

 というか、この本に触れて小室先生の物凄さを知ってほしいです。

 読めば小室先生の物凄さがわかります。

 ちなみにさらに物凄いことを言ってしまうと、小室先生は憲法学者ではありません。

 経歴を知れば憲法だけを学んでいたわけではないことは一目瞭然です。

 というわけで経歴をご紹介します。

小室先生のごく簡単な経歴

 上記著書『日本人のための憲法原論』の奥付から引用します。

小室直樹(こむろなおき)

1932年、東京生まれ。

京都大学理学部数学科、大阪大学大学院経済学研究科を経て、フルブライト留学生としてアメリカに渡る。

ミシガン大学大学院で計量経済学、ハーバード大学大学院で心理学と社会学、マサチューセッツ工科大学大学院で理論経済学を学ぶ。

帰国後、東京大学大学院法学政治学研究科博士課程を修了。

東京大学法学博士。著作多数。

1980年に発表した『ソビエト帝国の崩壊』において、ソ連崩壊を10年以上も前に的確に予言したことは有名。

近著に『経済学をめぐる巨匠たち』『論理の方法』『日本国憲法の問題点』『日本人のためのイスラム原論』などがある。

2010年9月死去。

小室直樹著『日本人のための憲法原論』の奥付より引用

 これを見るだけでも異色かつ物凄い経歴であることがわかると思います。

 京大、阪大、ミシガン大、ハーバード大、マサチューセッツ工科大、東大と私には全く縁のない素晴らしい大学で学ばれています。

 もしかしたら、これら複数の大学で学んでいる方ならいるかもしれません(いないかw)。

 さらにすごいことは、数学、経済学、心理学、社会学、政治学・・・とその学んだ分野の幅広さです。

 さらに学んだ先生もすごい人たちです。

 どの位すごい先生かというと、私が何となく名前を聞いたことがある位有名な先生たちです。

 例えば、サミュエルソン(ノーベル経済学賞受賞)、スキナー(米国心理学者)、パーソンズ(米国社会学者)、丸山眞男(政治学者、思想史家)

 しかも先生は世界三大宗教やマックスヴェーバ―についても勉強されています。

 私が知っているだけでこれだけのことが言えます。

 博覧強記とは先生のことで、本をしかも古典を重視されてたくさん読まれたそうです。

 先生の魅力はこれだけではありません。

 

 小室先生の性質というか人物というか、これがまた面白いのです。

 一言で言うと「変な人」です。

 私は変な人が大好きです。

 少し長くなりましたので、その辺についてはまた次回書きたいと思います。

 つづき↓

小室直樹先生(2):先生を手っ取り早く知るための動画、小室直樹博士記念シンポジウム動画のご紹介
在野の天才小室直樹先生について書いた記事の2回目です。1人でも多くの方に小室先生のことを知ってほしくて書きました。私としてはぜひ読んでほしい記事です。小室先生のことを知るのに手っ取り早い小室直樹博士記念シンポジウムの動画を紹介しています。

読んでいただき、ありがとうございました。

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合掌

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