『決算書はここだけ読め!』(前川修満)を読んだ感想:超おすすめ!自分の頭の中で知識が整理されていく感じ

決算書はここだけ読め! (講談社現代新書)

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なぜこの本を読んだか?

 この記事で前川さんの著書『会計士は見た!』を読んだら面白くて会計知識も身に着く本だと書きました。

 この本が当たりだったので前川さんの別の著書を読んでみたいと思い、彼の『決算書はここだけ読め!キャッシュフロー計算書編』も読み、この記事に感想を書きました。

 やはりとても分かりやすい本でした。

 そんなわけでこの『決算書はここだけ読め!』を買って読みました。

どんな本か

 結論から言うと、キャッシュフロー計算書編と同様、タイトルの通りの本です。

 決算書で読むべきところを教えてくれる本です。

 これまで読んだ著者の本と同様、簡潔に、わかりやすく、事例をあげて書かれているのですごく面白いし、わかりやすいです。

 序章に決算書を読むために必要な最低限の知識について書かれていますので、この部分を以下引用します。

(引用開始)

 くわしくは本文に譲りますが、その最低限の知識というのは、基本となる五つの項目とその相互関係のことです。いきなり、本書の核心部分を述べるようですが、この五つの基本要素さえしっかりとおさえておけば、決算書を読むことが、グッとラクになります。これとは逆に、この五つの基本要素を曖昧にしている人は、どんなにくわしく会計学を学んでも、決算書を読みこなすことはできないといっても過言ではありません。

(引用終了)

(タイトルの著書のP19より引用)

 私はこの5つの基本要素とその相互関係をきちんとおさえていなかったから、決算書を読むのに抵抗感があったのだとはっきりと痛感しました。

 たしかに本書を読み終えて、これら5要素とその相互関係が頭に入ってからは、まさに決算書を読むのが「グッとラクに」なりました。

 自分の頭の中でばらばらになっていた決算書に関する知識が、本書を読み進めるうちにだんだん整理されていき、整頓され、知識がつながっていったとでも言いましょうか。

 いやぁ先生に恵まれるというのは本当に大切なことです。本書も当たりでした。

 先ほどの引用箇所の続きを以下引用します。

(引用開始)

必ずおさえたい五つの基本要素

 その五つの要素とは、お金の集め方に関する三つの要素(負債、資本、収益)と、集めたお金の取り扱い方に関する二つの要素(資産、費用)です。

 まず、お金の集め方に関する要素としては、次の三つの項目があります。

(お金の集め方に関する三つの要素)

 ①負債:負債とは、将来、返す約束で集めたお金のこと。

 ②資本:資本とは、会社のオーナーが出資してくれたお金のこと。

 ③収益:収益とは、会社が稼いで得たお金のこと。

 次に、集めたお金の取り扱い方に関する要素としては、次の二つの項目があります。

(集めたお金の取り扱い方に関する二つの要素)

 ④資産:資産とは、集めたお金のうち、その経済価値を失っていないもの

 ⑤費用:費用とは、集めたお金のうち、その経済価値を失ったもの

 くわしくは後述しますが、この五つの要素(負債、資本、収益、資産、費用)とその関係を理解しておけば、決算書を読むことができます。

 くりかえすようですが、どんなに会計基準にくわしくても、これら五つの基本要素とその相互関係の理解が希薄であれば、絶対に決算書を読みこなすことはできません。

(引用終了)

(タイトルの著書のP19~P20より引用)

 序章でこのようにおさえるべき五つの基本要素を明確にし、いよいよ本文に入っていきます。

 まず、中世の商人たちも使っていたというT字フォーム(試算表)の説明から話が始まります。

 T字フォームは決算書の基礎になる書類ということで、そこから説明をしてくれるわけです。

 このようにより単純だった元々のルーツに遡って説明してもらえると、とても頭に入りやすいです。

 私が過去読んだ本では「貸方」とか「借方」という言葉の意味自体はあまり気にしなくていい的な論調の本もあったように記憶してます。

 この本では中世の商人たちも使っていたT字フォームから説明してくれるので、この「貸方」と「借方」の言葉の元々の意味も理解できました。

 T字フォーム(試算表)から始まり、損益計算書、貸借対照表を読むためのポイント、それに必要な知識をわかりやすく説明してくれます。

読んだ感想

 いやぁこの本も当たりでした。

 ページの右上を折りまくり、線を引きまくって読みました。

 これまで他の本で挫折してきた人も、この本を読み終える頃には「決算書が読める!」と思うこと間違いなしです。

 決算書を読めるようになりたい人には超おすすめです。

 尚、日本もIFRS(国際財務報告基準)が導入される予定(当初は2015年とか2016年とかの予定だったらしいけどまだですね)ですね。

 このIFRSが導入されても決算書の本質は変わらないそうです。

 ですから、この本で説明された内容はIFRSが導入されたとしても、そのまま活用できるものがほとんどだそうです。

 ちなみに、あとがきにはこのIFRS導入の必要性も語られていて面白いです。

 何度もしつこいですが超お勧めの本です。

 おわり。

決算書はここだけ読め! (講談社現代新書)

決算書はここだけ読め! (講談社現代新書)

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