『横綱』武田葉月著 を読んだ感想① 稽古の鬼第45代横綱若乃花幹士(初代) 

横綱

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はじめに

 先日この記事でこの本から元横綱北の富士勝昭さんのエピソードを引用した記事を書きました。

 その関係で2,3年前に買ったこの本の北の富士さん以外のところも改めて読み返したところ、面白くて気づくと夜中の3時になっていましたw(そもそも読み始めた時間が遅かった・・・)

 というわけで特に印象深かった横綱について、その印象・感想をこのブログに書くことにしました。

なぜこの本を買ったか?

 この本は最近買ったものではなく、購入は2,3年前に遡ります。きっかけは忘れましたが、ちょうどその頃に相撲にはまり始めました。そんな時期だったので、大相撲の情報収集の一環で購入しました。

どんな内容の本か?

 著者の武田葉月さんはノンフィクションライターです。大相撲に限らず、アマチュア相撲、世界相撲など相撲の世界を中心に取材や執筆活動をされており、角界に広い人脈をもっているそうです。

 そんな武田さんが、第45代横綱若乃花幹士から第70代横綱日馬富士公平まで21人の横綱にインタビューした記録をおさめた本です。

 ただ、取材当時既に亡くなってしまっている方もいますし、取材できなかった方もいるでしょうから載っていない横綱も何人かいます(北の富士さんのライバルだった故玉の海さんとか若貴兄弟とか)。

 以下、簡潔に印象に残った横綱について書いていきたいと思います(現役時代を知らない横綱が大半ですので、あくまでもこの本を基にした印象を書いていきます)。

感想

<①第45代横綱若乃花幹士(初代)について>

 この横綱の初土俵は1946年11月。終戦は1945年8月なので終戦の1年後の戦後の混乱期に当たる。若乃花関(初代)が初土俵に上がったころ、ちょうど相撲ファンなら誰もが知っている第35代横綱双葉山が引退して、その断髪式の様子を見ていたそうです。そんな時代。

 1946年は年に1場所しかなかったらしい。47年、48年は2場所制になったとのこと。そんな時代。

 ちなみに体格も今の力士よりだいぶ細身です。昔の力士の写真とか見ると「細いなぁ」という印象を持ちますが、若乃花関(初代)は、新弟子検査の時の身長が174㎝、体重76kgだったそうです。ちなみにこの本の若乃花関(初代)のプロフィール欄に身長179㎝、体重105kgとあります。

 ちなみに2016年8月現在の幕内力士の平均体重が164.3kgです(過去最高です。北の富士さんは重過ぎと言っています)。

 軽量と言われる横綱の日馬富士が身長186㎝、体重137kgです(日本相撲協会のホームページで確認。以下同じ)。

 幕内最軽量(2016年11月場所時点)の石浦が身長173㎝、体重114kgです。

 若乃花関(初代)がいかに軽量の力士だったかがわかります。それを補うために猛稽古をしたそうです。他の横綱のページでも出てくるエピソードですが、凄まじい稽古過ぎて若乃花関(初代)が土俵に上がるとみんな逃げたそうですw

 なんでもあの力道山が同じ部屋の先輩で2時間ぶっつづけで稽古をしたことが伝説になっているとかw

 若乃花関(初代)は既にお亡くなりになっていますが、力士に限らず、日本全体が「こんちくしょう」という気持ちが欠けているということを憂いていたようです。

 我々は最近の若い人を「ゆとり世代」なんて言っていますけど、若乃花関(初代)から見たらひょっとしたら北の富士さんですらゆとりなんて言いかねません。北の富士さんは当時新人類みたいな扱いだったみたいですしね。

 「最近の若い者は・・・」というぼやきはいつの時代にもあるものなのかもしれません。

 そんな若乃花関(初代)は第68代横綱朝青龍関のことを「こんちくしょう」の精神の持ち主だと認めていたようです。朝青龍関が出稽古に行くと皆が逃げていくというところも似ています。

 実はこの若乃花関(初代)に限らず、この本に掲載されている横綱の中には朝青龍関を好意的に見ている方が多数います。

 そして私も朝青龍のエピソードのページを見て結構よい印象を受けました。はっきり言うと白鵬よりもよい印象を受けたくらいです。理由は後ほどそれぞれについて書くときに述べたいと思います。

 朝青龍関が現役の当時、彼に対して私はあまり良い印象はなかったのですが、少しマスコミに洗脳されていた部分もあるかもしれません(もちろんこの本を読んで全肯定に傾いたというわけでもありませんが)。

 まぁ著者の武田さんが朝青龍について『ドルジ横綱・朝青竜の素顔』という本を書いており、私は未読ですが、タイトルとアマゾンのレビューから推測するに好意的に書いていると想像されます。仮にそうであるならば朝青龍関に対する武田さんの好意フィルターがかかっている可能性はあるのですけどね。

ドルジ 横綱・朝青龍の素顔 (講談社文庫)

ドルジ 横綱・朝青龍の素顔 (講談社文庫)

話がずれましたが、要は若乃花関(初代)は日本人が失ってしまったハングリー精神を朝青龍関の中に見て、それを大変好意的にとらえていたようです。自分と朝青龍関を重ねてみているところもあったようです。

鬼の横綱若乃花幹士(初代)といった印象です。

・・・簡潔に一言二言で書くつもりが、長くなってしまいました。

次回(大鵬関)↓に続きます。

『横綱』武田葉月著 を読んだ感想② 巡業を観に行ったきり家に帰らず!?第48代横綱大鵬幸喜
今回の記事は以下の記事の続きです。よろしければあわせてどうぞ。 ②第48代横綱大鵬幸喜関についての感想 <強くてイケメンで大人気...

↓この本について書きました。

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