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ニーチェ (FOR BEGINNERSシリーズ イラスト版オリジナル 47)  竹田 青嗣 (著), 田島 董美 (イラスト) を読んだ感想



 この読書感想文は昔(2009年12月)アマゾンに書いたレビューを一部加筆修正したものです。

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なぜこの本を読んだか

  その昔、私が若い頃(高校生くらいでしょうか)、「何のために人は生きるのか」などというとりとめもないことに頭を悩ませたことがありました。

 そんな時、哲学には何かしらの答えがあるかもしれないなどと思ったものです。

 もっともそれで哲学者の著書を読み漁ったとかそんなことは全くなかったのですが、哲学的なものの考え方とかはおもしろいなぁと思いました(例えばソクラテスの「無知の知」とかデカルトの「われ思う故にわれあり」とか)

 それ以来、哲学⇒心理学⇒原始仏教⇒スピリチュアルと興味は変遷していくのですが、当時も今も哲学に全く興味がなくなったかというとそんなことはなく、いまでも時々ごくごく軽いテイストの哲学の本を読んだりします。

 それらの本については機会があればこのブログでも紹介したいと思います。

 で、なぜこの本を読んだかですが、もうだいぶ昔のことなので忘れてしまいました(なんじゃそりゃ)。

 ただ、ニーチェの哲学というのは難解でわかりにくいので、初心者向けの絵入りのこの本だったら理解しやすいだろうと思って買ったのだと思います。

 まぁそれでも難解でしたが、この本を読んで自分なりに理解できたこともあったので以下に記します。

民主主義政治がうまくいかない理由(あくまでも草木無量の読み取った解釈)

  民主主義政治はルサンチマン(恨み、妬み)に支配されている民衆が選挙権を持つため、結局民衆のルサンチマン操作がうまくできる政治家が支持される。

 しかし、ルサンチマン操作がうまい政治家が優秀な政治家とは限らない。

 だから、民主主義は危うい。

 では、どういう人が政治家になるべきか。

 超人である。

 超人とはルサンチマンに支配されない人間である。

 民主主義の考えは人類平等である。

 でも、人間には生まれながらに能力に差がある。

 それを認めずに平等平等と騒ぎ、能力がある人をうらやましく思うからルサンチマンが生じる。

 よって、能力のない者はルサンチマンでいっぱいになり、能力がある者は平等思想により十分に力を発揮できない環境に置かれる。

 ただ、この考え方は誤解すると大変なことになる。

 あのナチスがこのニーチェの思想を利用したとのことだからだ。

超人による政治はどうすれば実現できるか

 まずは、私をはじめ能力のない者が、自分に能力がないことを認め、ルサンチマンを抱かない自己を確立することだ。

 そうして、能力のある者を心から認めてその者に国を任せることだ。

 もっとも、真に能力のある者を能力のない者がどうやって見分けるのかというところが難しいのだが。

 少し間違うとナチスの独裁政治の二の舞になる危険性を孕んでいる。

 超人であれば独裁でも問題ない、いやむしろよいのかもしれないが、超人だと思った者が実はルサンチマンに支配されている人でしたというパターンは最悪だ。

 ルサンチマンを抱かない自己を確立するには非常に厳しい修行が必要だが、個人で努力できる部分なのでそれを実践する価値はある。

 しかし、私をはじめほとんどの者はルサンチマンに侵されているわけだから、これを克服するのはなかなか難しい。

 まずは人間ほっとくとルサンチマンに侵されているという事実を認識することがルサンチマン克服の第一歩と言えるだろう。

その他感想

 ルサンチマンを抱いて他人に復讐したとしても永劫回帰によりまた復讐以前の状態に戻り、同じことを繰り返すだけだからルサンチマンによる復讐は何も解決しないことから、そういった復讐は全く無意味らしい。

 理解不足でなぜ永劫回帰が起こるのかはよくわからないのだが。

 また、論理を絶対視して追及することはニヒリズムの発生を必然的なものにすると考えたニーチェは、因果も意識も否定するところから体系を作り出したというのがすごいと思った。

 今回のイギリス国民投票によるEU離脱派勝利はまさにルサンチマン操作によるものなのではないかと思いました(あくまでも個人の印象ですが)。

 ルサンチマンを操作した政治家の方が今後のイギリスのビジョンをきちんと示し、支持した方々を失望させない優秀な手腕を発揮されることを祈ります。

読んでいただきありがとうございました。

合掌

↓この本の読書感想文を書きました。

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